『本願寺新報』6月1日号より転載
学園トピックス
「NUM-NUM GIRLS (ナムナムガールズ)」の歩み
「令和6年能登半島地震」ボランティア募集について
本年1月に発生いたしました「令和6年能登半島地震」により、被災されました皆様に衷心よりお見舞い申しあげます。
被災地では今もなお避難生活を余儀なくされる方も多く、一日も早い復興に向け、息の長い支援が必要であると考えております。
つきましては、建学の精神を同じくする龍谷総合学園加盟の各大学・学校単位などによる復興支援ボランティアを広く募集いたします。
下記の情報をご参照のうえ、学生・生徒、教職員の皆さまの被災地支援活動につきまして、ご検討くださいますようお願い申しあげます。
なお、活動場所の手配や宿泊場所の提供など、ボランティア活動にかかるコーディネートに関しましては、宗派が現地に設置する
浄士真宗本願寺派能登半島地震支援センターにてご協力させていただきます。
また、併せて、親鸞聖人を宗祖と仰ぐ浄士真宗十派による真宗教団連合が行うボランティア支援制度「被災地支援活動に対する助成金」
(1団体 50 万円を上限に助成)をご活用いただければと存じます。
校務ご多端の折、誠に恐縮ではございますが、趣旨をご賢察のうえ、前向きにご検討くださいますよう、重ねてお願い申しあげます。
◆浄土真宗本願寺派 能登半島地震支援センター
〒920-0851 石川県金沢市笠市町2番47号 本願寺金沢別院内
【TEL】090-2565-5325 / 090-2163-5325(※携帯電話2回線)
【FAX】076-221-6417
【HP】 https://jovial-notosien11.wordpress.com
【ボランティア活動内容】
1. 片付け作業(寺院や被災住宅など)
2. 炊き出し(寺院や避難所、地域コミュニティセンターなど)
3. 物資搬送(センターにてお預かりする支援物資を避難所等へお届け)
4. 訪問活動(寺院や避難所など)
5. センター内での軽作業(支援物資の仕分け、清掃作業など)
※現地でのボランティア活動をご検討の際には、まずは同センターまでご一報ください
ますようお願いいたします
◆真宗教団連合「被災地支援活動に対する助成金」について
【概要】
真宗十派による真宗教団連合(https://www.shin.gr.jp)が行う災害ボランティア
支援制度。被災地において復興支援ボランティア活動を行った宗派関係団体(龍谷
総合学園加盟学園/大学や学校単位)に対し、50万円を上限に助成するもの。
【添付資料】
・真宗教団連合「2023(令和5)年度 被災地支援活動に対する助成金交付要項」
・真宗教団連合 被災地支援活動に対する助成金申請書(※2023年度)
※2024(令和6)年度についても同様の助成金交付制度が予定されておりますので、
参考資料としてご検討ください。また、上記資料には問い合わせ先が「真宗教団
連合事務総局」とありますが、龍谷総合学園加盟学園からのお問い合わせの場合は
下記連絡先までお願いいたします。
【申請先/問い合わせ先】
龍谷総合学園事務局(浄土真宗本願寺派 社会部<宗教教育担当>)
〒600-8501 京都市下京区堀川通花屋町下る 浄土真宗本願寺派伝道本部内
TEL:075-371-5181/FAX:075-351-1211
龍谷大学 ウイークエンド 無料法律相談 in 広島(お知らせ)
このたび、龍谷大学より、『ウイークエンド 無料法律相談 in 広島』についてのお知らせがありました。
※龍谷大学ホームページへのリンク
動画(YouTube):イングリッシュ・キャンプ in 京都
2023年3月24日~26日に開催された「イングリッシュキャンプ in 京都」の紹介動画が公開されました。
「第42回 千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」宗門校生徒作文について
戦争によって尊いいのちを失われたすべての方々を追悼し、平和への決意を確認するため、「第42回 千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」が9月18日(日)、東京・国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑にてお勤めされました。昨年は台風の影響により築地本願寺で行われたため、同墓苑では2年ぶりの法要となりました。なお、当日の模様は「YouTube」にてライブ配信されました。
また、法要に際し、次世代を担う青少年たちに「平和」について考えてもらうため、「いのちの尊さ」「非戦・平和の大切さ」をテーマとした作文が募集されました。全国の宗門関係学校28校より寄せられた51作品の中から最優秀・優秀作文が選ばれ、朗読と表彰式が行われました。
【最優秀】
中学生の部 相愛中学校 ⻆谷美玖 「平和への願い」(PDF)
高校生の部 崇徳高等学校 水野真希 「明日」(PDF)
【優秀】
中学生の部 武蔵野大学中学校 武藤花音 「戦争を知らない私達」
龍谷大学付属平安中学校 鈴木智尋 「『利他』の心を持って」
相愛中学校 天田未菜 「戦争のない世の中にする為に」
高校生の部 京都女子高等学校 小山陽香 「分かち合って、生きる」
兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校 市成亜由美 「人が生きる意味」
東九州龍谷高等学校 矢津田真衣 「平和の原点」
詳細は浄土真宗本願寺派HP内の特設ページをご覧ください。
岐阜聖徳学園高等学校がYouTube甲子園で銀賞&入賞のW受賞!
全国の高校生が生徒目線で学校の魅力を発信する動画コンテスト「YouTube甲子園2021夏」。
「いまだからこそチャレンジせよ!!」のテーマで開催された今夏のコンテストに、
岐阜聖徳学園高等学校の2年生4名のチームが、企画・撮影・編集を行った2作品をエントリー、
82校218チームの中から、見事に銀賞と入賞のW受賞を果たしました。おめでとうございます!
受賞作品は同校ホームページ内のお知らせ、またはイベント公式Twitterなどからご覧ください。
東洋経済ムック本に龍谷総合学園加盟校が掲載されました!
東洋経済ムック本『東洋経済ACADEMIC SDGsに取り組む幼・小・中・高校特集Vol.2 ~持続可能な未来をつくるSDGs・ESD教育の実践~』(東洋経済新報社編/定価990円税込)に龍谷総合学園加盟校の活動が紹介されました。
本誌では「未来を創る教育現場での実践」として、龍谷総合学園の概要とともに、
加盟校5校におけるSDGs・ESD教育の実践事例が紹介されています。
■掲載校(※掲載順)
①神戸龍谷中学校・高等学校 ②龍谷中学校・高等学校 ③龍谷大学付属平安中学校・高等学校
④札幌龍谷学園高等学校 ⑤東九州龍谷高等学校
本誌は、全国の有名大学や著名学習塾に配本されるほか、一般書店やAmazonなどのオンラインにて販売されます。
ご購入は東洋経済STOREやAmazon、もしくはお近くの書店にお問い合わせください。
なお、同社から発刊されているムック本
『東洋経済ACADEMIC SDGsに取り組む大学特集』
『東洋経済ACADEMIC SDGsに取り組む大学特集Vol.2』では、龍谷大学の教育活動が紹介されています。
併せてご覧ください。
龍谷富山高等学校の中山楓奈さんが銅メダル!
東京オリンピックの新競技「スケートボード 女子ストリート」に出場した、
龍谷富山高等学校の中山楓奈さん(1年)が、銅メダルを獲得されました。
誠におめでとうございます!
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210726/k10013160511000.html(NHKホームページ)
特別授業(SDGs):専門家と中学生が「対談」≪龍谷中学校≫
龍谷中学校から、特別授業の報告を頂戴しましたので、ご紹介いたします。
↓↓↓
2021年3月5日、龍谷中学校(佐賀市)にて、SDGsの各目標やターゲットに関する専門家の方々4名と龍谷中学校の生徒がオンライン対談をするという特別授業を行いました。これまで熱心にSDGsについて学んできた本校生徒ですが、さらに自分事として169のターゲットまで掘り下げて、学ぶ機会が必要だと思ったこと、そして、専門家に対して質問ではなく、「対談」を通して語り合うことで、自分の言葉に責任をもって語り合えることを目指した取り組みにしたかったのです。「対談」は各20分という限られた時間にもかかわらず、趣旨に賛同していただいた4名の専門家の方々が順番に登場していただき、中学生の意見や思いに対して答えていただきながら、一緒にそれぞれのテーマについて考えていただきました。
この「対談」にあたり、事前の準備として2つのことを行いました。1つは自分たちが話をするテーマについてのしっかりとした知識や情報を得た上で、自分自身がどういう思いをもっているのかを整理する学習、そして、もう1つは、人と話をするときの心構えについてです。相手の話を否定しない「Yes and…」、相づちをうつ、分からない言葉について丁寧に質問するなどのダイアローグ・アクティビティ・トレーニングを行いました。専門家の方に質問するだけで終わるのではなく、自分たちも一緒に考えているという気持ちや、それを聞いてもらった上で、アドバイスや新しい視点をいただくということが重要だと考えたのです。そうすることで、このSDGsを通して知ることは、自分の問題、解決すべき課題として、自分ごととして考えることができると思いました。
当日は、食糧問題、感染症問題、水質汚染の問題、LGBTQについての専門家の皆さんとの話でしたが、講演会とは異なり、生徒たちと語り合っている場面が生まれました。そして、どの内容も素晴らしかったのですが、特に最後のLGBTQについての話の後、そのグループの生徒が、同性が好きだということを友達に告白されて、どう接していいのか分からず、何も言えなかった経験を語ってくれました。さらに、他の生徒も、女子同士が手をつないで歩いている様子を気持ち悪いと思っていたが、そういう考え方はよくないことだと気付きましたという話をしてくれた生徒もいました。こうした場で、自分のできなかったことを言葉で発することができるという行為は、まさに関わっているテーマが自分事になった瞬間だと思いました。とても心を揺さぶられる瞬間でもありました。
水俣病に関する取り組みをしている森山さんからは、メディアリテラシーについても触れていただき、実際に自分の目で問題を探して、感じて、解決してほしいということを伝えていただいたり、マラリアを撲滅する活動に取り組んでいる長島さんからは「私たちの目標は私たちの団体が解散することです」、つまり、団体が解散するということはマラリアが撲滅したということを目標にしているという話を聞いたりすることもできました。
このSDGsにおいて学びを進めるのは、実は生徒だけではなく、教師自身も含まれていると思いました。地球という大切なバトンを世代を超えて渡していくことはとても重要だと思います。この特別学習に関わったすべての方々に感謝申しあげます。