2009年より本格始動した“龍谷アドバンスト・プロジェクト(以下 RAP)”も今回で7回目の開催となりました。建学の精神を同じくする龍谷総合学園加盟の高等学校と大学が、相互連携のもと、大学で展開される教育内容の一端を基盤として、高校生を主体とした課題探求型の学習活動を支援し、他校の生徒やサポーターとして参加する大学生との交流などを交え、様々な成長過程の獲得をめざします。 本プロジェクトは以下のような流れで開催されました。
【事業の流れ】
<4月~6月>
・e-Learning教材(仏教・法学・看護の3科目)を高校生に提供し、一つの教育テーマに関する基本を習得するとした学習展開。
・e-Learningの学習内容の定着を図るために、教育内容に沿ったレポートの提出を求め、各校参加生徒から提出されたレポートについては、大学からフィードバックを行い、参加生徒の理解の深化を促す。
<7月>
・提出されたレポートの評価(大学による評価)を参考に、夏期交流学習の参加生徒を選考し、夏休みに主体的に取り組む研究テーマを科目別に提供。研究対象を絞り込み、書籍やインターネット情報、フィールドワーク等を通じて研究を進めるとした探求学習を展開。
<8月>
・夏期交流学習に選抜された高校生が京都に集い、大学生サポーター並びに指導教授との交流を通し、 自主研究に取り組んだ成果の完成度を高めるとともに、その成果の発表としてプレゼンテーションコン テストを開催。
【期 日】2015(平成27)年8月19日(水)~21日(金)
【会 場】龍谷大学、京都女子大学、本願寺聞法会館
【参加者】
e-Learning教育受講者(レポート提出者数)195名<61グループ>(20校)
夏期交流学習参加者 123名
(高校生85名<26グループ>、大学生サポーター17名、引率教員19名)
【協力大学】 龍谷大学、京都女子大学・兵庫大学(3大学)
【提供科目】 「仏教」、「法学」、「看護」(e-Learning教材計3科目を提供)
○「仏 教」・・・『文化遺産に学ぶ』
<全5章構成/提供:龍谷大学 入澤 崇 教授>
○「法 学」・・・『法的に考えることとは?』
<全5章構成/提供:京都女子大学 桜沢隆哉 准教授>
○「看 護」・・・『国際保健医療活動へのキャリアパス』
<全5章構成/提供:兵庫大学 伊藤 純 教授>
【コンテスト結果】
○最優秀賞
「仏教」:神戸龍谷高等学校(仏教に学び、仏教に生きる)
「法学」:北陸高等学校(代理出産と法)
「看護」:旭川龍谷高等学校(蚊取り線香が発展途上国を救う)
○優 秀 賞
「仏教」:龍谷高等学校(現代の仏教と日中関係)
「法学」:京都女子高等学校
(性犯罪は親告罪であるべきか ~打ち明けられる社会~)
「看護」:岡山龍谷高等学校
(国際医療の諸問題と支援 -ベトナムにおける地域格差に着目して-)
※()内は、発表したプレゼンテーションのタイトル
【引率教員用プログラム】
テーマ「2020年大学入試改革を見据えた今後の取り組みについて」
内 容◇講 義「2020年大学入試改革の現状について」
講 師:㈱ベネッセコーポレーション派遣講師
◇協議会「各校の取り組みや現状の発表・講義を受けての協議」
⇒ 詳しくは「RAPについて」ページへ