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学園トピックス
龍谷総合学園加盟校の活動を紹介します。


 

2018年3月20日「米アカデミー賞の快挙」


宗門校・龍谷大付属平安高校出身の辻一弘さん

 

 米国映画界で最高の栄誉とされる第90回アカデミー賞の授賞式が3月上旬に行われ、「メークアップ&ヘアスタイリング賞」に宗門校・龍谷大学付属平安中・高校出身の現代美術家・辻一弘さん(48)が選ばれた。辻さんは『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(3月3 0 日から全国公開)で、英国首相チャーチル役の主演、ゲイリー・オールドマンさんの特殊メークを担当。この作品でアカデミー主演男優賞に輝いたオールドマンさんから「メークの担当があなた(辻さん)でなければ私は映画に出ない」と直々の依頼があったエピソードなどが話題となった。
 母校・龍谷大平安高でも卒業生の快挙に沸いた。辻さんの高校3年間、クラス担任だった同高教諭の三さん條じょう場ば 裕之さん(61)は「普段は寡か 黙もくで目立たない生徒。それが、手の中から小指の模型をポロリと出してギョッとさせたり、腕にできた大やけどの痕をペリペリッとはがして、いたずらっぽく笑ったり。リンカーン大統領の写真を見せて『これ僕やで』と言われた時は、本物と見分けがつかなかったほどの出来栄えだった」と当時を懐かしむ。手先が器用で、中学の頃からいろんな作品を作ってきては周りを驚かせていたという。
 高校3年の時、辻さんからハリウッド行きの夢を打ち明けられた。その時、メークアップの巨匠、ディック・スミスさんに弟子入りしたいと相談を受け、英語教諭の三條場さんが手伝って手紙を書いた。「正直、日本の高校生からの手紙に返事が返ってくるなんて思っていなかった。それが『素晴らしい才能だ』と返信が来たものだから驚いた」。
 三條場さんは折に触れ、生徒たちに世界で活躍する先輩の姿を話すという。特に大切に語り伝えているのが、返信が来てからの辻さんの姿。「彼は卒業までの半年ほどスミスさんと文通していた。初めは『先生、これはどう訳すの』とか『どう書いたらいい』と聞いてきていたが、次第に聞きにこなくなった。決して英語が得意な生徒ではなかったが、努力したと思う。自分が立てた目標のために一生懸命やれば苦手なことも克服できる、そして好きなことは一途に徹底的にやる、それが彼から教わったこと」と話す。
 「最近は会えてないが、いつも応援している。英語もとっくに私より上手になってると思います」と優しくほほ笑みながら教え子の偉業をたたえていた。

(本願寺新報 3月20日号より転載)
 

2018年3月10日「杉森 実」〜龍谷大学硬式野球部監督に就任〜


 宗門校・龍谷大学硬式野球部の監督に3月から就任した。同部OBで、在学中は二塁手として関西六大学リーグで春夏3回の優勝に貢献、ベストナインに3度輝き、主将も務めた。
 卒業後は社会人野球の大和銀行(当時)で選手、コーチとして活躍。グラウンドの外でも支店長を務めるなど、豊富な人材育成経験を買われ、新監督に抜てきされた。「社会では必ず結果が求められるが、人間的に成熟しなければなかなか結果には結びつかない。私が考える、社会で求められる人間像は、元気があって、挨あい拶さつができて、礼儀正しい人。学生にはスポーツ選手としてはもちろん、社会で活躍できる人としての意識改革と行動を促していきたい」。
 「目標はリーグ優勝だが、まずは1つ1つの試合で必ず勝つという精神で取り組んでいきたい」と意気込む。1988年、同大学経済学部卒。52歳。

(本願寺新報 3月10日号より転載)
 

2018年3月1日「専門分野の視点学ぶ」〜龍谷大農学部 相愛高で高大連携授業〜


 龍谷大学農学部(大津市)は3月1日、同じ宗門校である相愛高校(大阪市中央区)で高大連携授業「トウガラシのホットな旅—口から空まで」を行った。
 農学への興味を持ってもらおうと、身近な題材で企画。1、2年生26人が受講した。
 トウガラシの辛さについて、食品栄養学科の石原健吾准教授と植物生命科学科の古本強教授が、専門分野の視点から紹介。高校の授業では用いないサーモグラフィーを使い、カレーやトウガラシを試食した後の体温の変化を見るという簡単な実験も取り入れ、生徒たちは興味深く学んでいた。
 井上瑳月さん(2年)は「トウガラシの辛さを、植物学や食品学から見るなど、さまざまな角度から見て、実験を繰り返していく授業は魅力的だった」と感想を語った。
 この授業は、同学部が初めて取り組む高大接続事業の一環。今年度は宗門校のほか連携する近畿私公立6校で実施する。昨年12月には龍谷大学付属平安高校で行い、「進路の選択肢が広がった」と好評だった。

(本願寺新報 3月20日号より転載)
 

2018年2月26日「宗門校で学んだ証に」〜相愛学園、京都女子高 高校3年生が帰敬式〜


 この春、宗門校や宗門の関係園を巣立つ若者や子どもたちが相次いで本山へ卒業奉告参拝に訪れている。御影堂での式典や帰敬式に臨み、み教えと共に過ごした時間をかみしめている。
 相愛学園(大阪市)は卒業式を間近に控えた相愛高校3年生137人が2月26日に参拝。宗門校で学んだ証にと生徒96人が帰敬式に臨み、同伴した保護者や相愛大学生ら14人も一緒に受式した。ご門主が1人1人におかみそりを当てられた。同高3年の前田珠樹さんは父・康博さん(52)、母・希世子さん(52)と親子そろって帰敬式を受けた。康博さんは「お手次の桐原良彦住職(大阪府吹田市・西福寺) が『帰敬式を受けるなら、ぜひ娘さんの卒業参拝でご家族一緒に』と勧めてくださった。娘が相愛学園で学んでくれたおかげで私たちもご縁をいただいた」、珠樹さんは「今の私があるのは両親のおかげ。どんな時も両親が支えてくれたように、今度は私が誰かを支えていきたい」と話した。

 

 28日には京都女子高校(京都市東山区)の3年生381人が参拝式に臨んだ。慣れ親しんだ音楽礼拝でおつとめ。生徒たちは宗門校での思い出をかみしめるように手を合わせていた。また、1 2 3 人が帰敬式を受式した。勝本藍さんは「仏教のことを知らなかった私に、先生や友人が丁寧に教えてくれた。ここで学んだことを大切にして、今度は家族と一緒に参拝したい」と語った。
 卒業前の大切な参拝式を終えた生徒たち。同級生との残り少ない時間を惜しむように笑顔で本山を後にした。

(本願寺新報 3月10日号より転載)
 

2018年2月20日「龍谷富山高出身の大江さん 母との夢 五輪出場かなえる」


  宗門校・龍谷富山高校出身の大江光さん(22)がスノーボード女子ハーフパイプ日本代表として平昌冬季五輪に出場し、小さい頃から目指していた夢をかなえた。同校出身者では初の五輪選手となった。
 大江さんがスノーボードを始めたのは小学1年生。「母が流行に乗ってスノーボードをしていた。『光もやってみる?』と母に誘われ、『やるっ!』と答えたそうです」と笑う。五輪出場が夢となったのも母の一言からという。
 中学生で大人と戦えると意識し、14歳でプロ資格を取得。15歳で全日本選手権に優勝、16歳でユース五輪優勝という華々しい経歴を持つ。しかし、4年前のソチ五輪前には成績が振るわず、代表選手に選ばれなかった。「ショックが大きくて、本当にやめようと思った。でも、『お母さんもっとがんばるから。もっと働いて光を支えるから、一緒にがんばろう』という言葉を聞いて、はっと目が覚めた。それからはこれまで支えてきてくれた人への恩返しのつもりで練習してきた」と話す。
 器械体操も習い、男子並のスピン軸で難易度の高い空中技を決めることで、夢をつかんだ。 
 高校時代を振り返り、「1番の思い出は、担任の永井郁子先生に励まされ簿記検定3級を取得したこと。スノーボードの大会で休みがちだった私に付き合って、一緒に勉強してくれた。いい思い出」と語る。
 永井先生(39)は「ノートいっぱいに『オリンピックに出る!』と書いていたことが印象的だった。自ら夢を文字にすることで実現への一歩を踏み出し、実行したのは本当に素晴らしい」と努力をたたえた。
 富山市出身、BURTON所属。

(本願寺新報 2月20日号より転載)
 

2018年2月20日「青春俳句大賞決まる」〜龍谷大〜


  宗門校・龍谷大学で、現代に生きる若者が感じたことを、俳句で自由に表現し、社会に発表する「第15回青春俳句大賞」の受賞作品が発表された。2003年度から始まった同大賞は年々関心が高まり、今回の応募総数は、前回を7000句ほど上回る8万7376句となった。
 最も多い5万3177句が寄せられた中学生部門の最優秀賞には、東京・開成中学3年の笹田陽太さんの「足裏にみづやはらかし立泳ぎ」が選ばれた。選考委員の茨木和生さん(俳人協会副会長)は、「みづやはらかし」と文語かつ平仮名で表現したところなどが心憎いと評した。
 そのほかの5部門の最優秀賞作品は次の通り。○高校生部門「みつあみのかたち残つた髪洗ふ」広島・赤木佑実さん○短大・大学生部門「跳箱の胴の空つぽ稲光」福岡・森優希乃さん○想いでの修学旅行部門「高館で芭蕉を語る桜かな」東京・冨岡枝理夏さん○文学部部門「海の青色鉛筆に無いと泣く」茨城・遠藤寛奈さん○英語部門「buying a ten-year diary Will I be here Or…not?」京都・石澤幸子さん。
 全入選作品97句は同大学ホームページ(https://www.ryukoku.ac.jp/haiku/)に掲載している。

(本願寺新報 2月20日号より転載)
 

2018年2月20日「〝平和をめざして〟」〜京女大がシンポ〜


 京都女子大学(京都市東山区)は先頃、シンポジウム「平和をめざして生きる—私と戦争」を同大学で開き、学生や大学関係者、一般市民らが聴講した。
 同大学出身で広島大学大学院生の寺西名子さん、ジャーナリストの布施祐仁さん、元防衛官僚の柳澤協二さんが講演した。
 寺西さんは、同大在学中から平和問題に関心を持ち、大学院へ進学後、西アフリカ西部のシエラレオネを2回訪問し、紛争が招いた貧困問題や支援のあり方について学んできたことを語った。
 パネルディスカッションは、講演した3人にシンポジウムの企画に携わった学生2人が加わり実施した。
 2人の学生は、講演の感想を交えながら3人の講師に「私たち学生にもできることはあるのか」と質問。寺西さんは「世界中のどこかで紛争や貧困で困難な生活を強いられている人がいることをまずは知ってもらいたい」とエールを送った。

(本願寺新報 2月20日号より転載)
 

2018年2月19〜23日「学生が福島、宮城訪ねる」〜筑紫女学園大〜


東日本大震災から7年
福岡の味と心を届けて交流会

 東日本大震災から7回目の「3月11日」を迎える。被災地の多くは復興がままならず、その爪痕は大きく残ったままである。宗門校・筑紫女学園大学(福岡県太宰府市)は震災翌年の2012年春から毎年数回ずつ、学生ボランティアが岩手、宮城、福島に赴おもむき、交流会で郷土料理を手作りし、現地の語り部から話を聞き、被災地の思いに触れる活動を続けている。今回も2月19日から5日間、学生14人が被災地を尋ねた。

 同大学は、宗門校の学生として何かできることをと、2012年から毎年春と夏に2回ずつ、東日本大震災の被災地を訪ねて交流会を開いている。東北の人たちは若い学生の訪問を楽しみにし、また、学生は活動を通して、いのち、人に寄り添う大切さなどを学んでいる。
 ボランティアには毎回、多くの学生が参加を希望し、今回も抽選で選抜された14人が参加した。2回目の参加となる堤ゆいさん(3年)は「自分にも何かできないかと、1年の時に初めて参加した。その時、被災者の方に『また来てね』と声をかけられた。その約束を果たそうと再び参加した」と話す。
 学生たちはまず、福島県浪江町に向かった。事故を起こした東京電力福島第1原子力発電所を高台から見た後、規制が解かれた地域を訪ね、人が住める状況ではない現状を目の当たりにした。
 次の日には、福島市の福島県復興支援宗務事務所で、浪江町・常福寺の廣畑恵順住職から福島の現状を聞き、同市などで避難生活を送る同寺門徒が集まり交流会を開いた。学生を引率する宇治和貴准教授(熊本市・廣福寺副住職)が法話を行い、学生は福岡名物の「水炊き」などを手作りした。そして、食事をしながら震災当時の様子などを聞いた。
 宮城県では、仙台市の復興公営住宅2カ所で交流会を開き、学生は住民と一緒に、福岡の郷土料理「がめ煮」と「梅ヶ枝餅」を作った。
 若林区の若林西復興公営住宅の集会所には住人25人が集った。学生の訪問で笑顔が広がった住民たち。「若い人たちと一緒に料理ができて、楽しい時間を過ごさせてもらった」「福岡まで行くことはなかなかできないから、交流会を楽しみにしていた。初めて食べた梅ヶ枝餅はおいしかった」と喜んだ。4時間ほどの交流で、お互いを名前で呼び合うほどになり、帰り際には別れを惜しむ声が上がっていた。
 また、宮城野区の燕沢東復興公営住宅でも同様に交流会を開き、住民たちと親交を深めた。制野洋子さん(68)は「いろいろなボランティアの方が来てくださったが、学生さんは初めて。若い人たちと一緒に食事をしたり、いっぱいお話をして、皆うれしくて、元気をもらえた。来年もぜひ来てほしい」と笑顔で話していた。

 

「被災地の現状を社会に」

 

 ボランティアを終えた学生たちは、同市青葉区の仙台別院に併設されている東北教区災害ボランティアセンターで反省会を開き、活動を振り返った。
 初めて参加した藤野奈央さん(2年)は「大震災から7年が経ち、最近は報道もあまりされなくなり、現状を知ることが難しくなっている。現地に来て、復興はまだ終わっていないことを思い知らされた。現状をもっと社会に発信していかなければいけないと強く感じた」と話した。
 約束を果たそうと参加した堤さんは「『またね』と約束した人とは会えなかったが、多くの人と出会うことができた。被災した人たちがお互いに支え合って生活している話を聞き、私自身も周りの人たちに支えられて日々を生かされていることに気付かせていただいた。同時に、この活動の意義をあらためて考えさせられた。先輩からずっと続くこの活動に込められた思いを引き継ぎ、また参加したい」と話した。
 宇治准教授は「学生たちにはこの活動だけに満足せず、私たちは多くのいのちに生かされているということや、新たな価値観、考え方を学び、それを社会に向けて発信することを考えるきっかけにしてほしい。
筑紫女学園は浄土真宗のみ教えが建学の精神。それを胸に、学生たちが自主的に気付きや学びを高められるように、今後もこの活動を続けていきたい」と語った。

 

      ◇ ◇ ◇

 

「過去から学んでほしい」

閖上で語り部の言葉を胸に刻む

 

 東日本大震災によって壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上地区の、旧閖上中学校敷地に建てられる「閖上の記憶」を、学生たちは訪ねた。ここでは、閖上の人たちが語り部として、訪れた人々に震災の記憶と、「いのちの大切さ」を伝えている。学生たちは、語り部の小齋正義さんの話を聞いた。
 「地震が起きた後、津波警報が発令された。その直後に、仲の良かった隣家の人と話したことを今でも鮮明に覚えている」と話し始めた。
 「避難しよう」と声を掛けたが、隣の家からは「後から行くよ」の返事。小齋さんはその返事を聞いて、先に避難した。
 「あの時以来、連絡は取れていない。『なぜ強引にでも一緒に避難しなかったのだろう』と、当時の自分の行動を後悔してやまない」と今の気持ちを語った。
 「私たちのような悲しみを二度と起こさないために、いのちの大切さを閖上からずっと発信し続けている。未来のことを考えることも確かに大切だが、それはあくまでも予測でしかなく、私たちは過去から学び、日頃からさまざまな想定をして避難訓練をすることや、その経験を社会に発信していくことが重要だと感じている。 皆さんには今回現地を訪れて経験したことや感じたこと、私たちの思いを、社会や少しでも多くの人たちに発信するとともに、与えられたそのいのちを精いっぱい生き切ってほしい」と強く語った。
 学生たちは、小齋さんの言葉に聞き入った。そして、同施設で津波の映像と、展示される被災者の遺品を見ながら、悲しみや被害の大きさを心に刻んだ。

(本願寺新報 3月10日号より転載)
 

2018年2月19〜23日「小島 玲奈」〜東北ボランティアに3回目の参加〜


 東北でのボランティア活動に参加した宗門校・筑紫女学園大学の4年生。
 同大のボランティアに加わり初めて東北を訪れたのは2年前。この時感じた、「報道だけではわからない被災地の現状をもっと知っておきたい」の思いを持ち続け、熊本地震の被災地にも赴いた。「私たちがどれだけ力になれているか不安はあるけど、お茶会の何気ない会話の中で見せる皆さんの笑顔や、別れ際に『来年もおいで』と私の名前を呼んで見送ってくれた優しい声が、その不安から私の心を救ってくれる」と話す。
 この春からは社会人。「現地でボランティアをするのは難しいかもしれないけれど、普段からできることがあるはず。東北や熊本で出会った皆さんの思いを心に留めて、学んだことや感じたことを身近な人や若い世代に伝えていきたい」。

(本願寺新報 3月10日号より転載)
 

2018年2月16〜18日「京都マラソンで東北支援」


 宗門校・龍谷大学経営学部の松永敬子教授のゼミ生が2月16日から3日間、東日本大震災支援事業の一環として、京都市左京区の「みやこめっせ」で開かれた「京都マラソン2018おこしやす広場」で、西陣織グッズを販売した。今年で7回目。
 スポーツと地域活性化の観点から、地域の人たちと協力して伝統工芸品を企画・制作・販売するというもので、今回は、メンバー23人が伏見区老人クラブの人たちと、工業組合から提供された西陣織の生地を生かした巾着や生糸のミサンガなどを共作した。
 松永教授は「2011年の震災直後、ハーバード大学の学生がボストンマラソンで東日本大震災支援活動を行っていた。そこから着想し、当時のゼミ生が『日本で暮らす自分たちこそがしなければ』と企画して始まった」と語る。同ゼミ長の岡千春さん(3年)は「先輩から続く素晴らしい活動。地域の子どもやお年寄りとふれあいながら、伝統工芸の技術継承や、スポーツの普及促進に寄与できること、そして私たちの活動が東日本大震災復興支援などの社会貢献につながることがうれしい」と話した。
 売上金は東日本大震災支援事業「スポーツこころのプロジェクト」に全額寄付し、その活動にボランティアスタッフとしても参加する。

(本願寺新報 3月1日号より転載)
 

2018年2月15日「支えられてきた私たち、今度は」〜北九州・敬愛高校で卒業式〜


 卒業式のシーズンを迎えた。宗門校の北九州市・敬愛高校は2月15日、大谷範子名誉学園長ご臨席のもと、隣接する鎮西別院で第68回卒業証書授与式を行った。校歌、仏教讃歌を唱和し、生徒が献華・献灯を厳かに
行った後、武藤忍校長が卒業証書を手渡し、大谷名誉学園長が卒業生にはなむけのお言葉を述べられた。
 在校生代表の送辞に続いて、1 6 9 人の卒業生を代表して原田佳代子さんが答辞。「この学校での、尊いいのちを見つめながらの学びはかけがえのない宝です。私たちが支えられてきたように、支えていく強さと優しさを持てるようにこれからの未来を輝かせていくことを誓います」と、あふれる思いをかみしめながら述べた。
 在校生や保護者らの拍手の中、卒業生はキャンドルを手に涙と笑顔を見せながら退堂した。
 宗門校の多くの高校が、3月1日から3日にかけて卒業式を行う。

(本願寺新報 3月1日号より転載)
 

2018年2月11日「龍谷大学が「食」通じて社会とかかわる」


本山前で〝あずき粥〟ふるまう

 

 宗門校・龍谷大学の農学部は2月11日、本山前の同大学龍谷ミュージアムで「あずき粥をふるまう会」を初めて開いた。滋賀県大津市にある同学部の実習農場で栽培したうるち米と小豆で炊いた粥に、伝統野菜の山田ねずみ大根の浅漬けをそえて、来館者や通行人に振る舞った。
 農作物の遺伝の原理や技術開発などを学ぶ学生5人が「自分たちが育てたコメや野菜を一般の人に味わってもらいたい。親鸞聖人がお好きだったと伝わるあずき粥を、ご本山の門前で」と企画した。小雪の舞う中、学生から温かい器を受け取った人らは「全部あなたたちが育てたの」と小豆の種類を尋ねたり、「思わぬご馳走にあずかりました」と笑顔を見せていた。発案者の土居優美さん(植物生命科学科3年)は「普段は農作物を研究対象として見がちなので、皆さんがおいしそうに食べてくださって、研究の先に消費者の方々の食や生活があることを再認識した。また次の機会があれば」と話していた。


日本料理の発展をめざして

 

 龍谷大学「食の嗜好研究センター」(センター長=伏木亨農学部教授)は2月17日、日本食文化の継承と発展に取り組むNPO法人「日本料理アカデミー」(村田吉弘理事長)とともに、食の嗜好性や日本料理に関する研究成果を社会に還元するためのシンポジウムを、京都市内のホテルで開催した。
 同シンポジウムは、2015年に初めて開き、今回で4回目。「日本料理のテロワール(=風土)」をテーマに、料理人が研究した成果を同大学の教授らと対談しながら発表し、京都の有名老舗料理店などの9人の料理人が、フジツボやへしこ、加賀レンコンなどの地域独自の食材や調理法を京料理に取り入れた〝新しい日本料理〟を来場者320人に振る舞った。
 伏木センター長が「地域の歴史や文化、気候や宗教などさまざまな要素が影響し、料理や食材の味わい方や思い入れが異なってくる。その差異を研究・共有することで日本料理の発展につなげていきたい」と語った。

(本願寺新報 3月1日号より転載)
 

2018年2月10日「《金沢龍谷高校》に」〜4月から尾山台高校が校名を変更〜


 宗門校の尾山台高校(学校法人藤花学園=日谷照應理事長、石川県金沢市)が4月1日から、校名を「金沢龍谷高校」に変更する。
 宗門校であることを明確にするため、新名称に「龍谷」の文字を入れた。海外の大学への進学と、情操教育として取り組む「こころ・感謝の授業」の拡充に力を入れていく。
 また、藤花学園は、教育指導の充実を目的とした中高一貫教育を行うため、2021年4月の中等部開設を計画している。定員70人の2クラスを予定。認められれば、同県私立校で3校目となる。

◇尾山台高校 大正11(1922)年に金沢別院の石原堅正輪番が、親鸞聖人のみ教え「報恩感謝」の心を基調として、高い知性と豊かな情操を持つ、健康で有為な青年の育成を目的に、金沢高等予備学校として設立。同13年に同別院大谷廟所のある、現在の金沢市尾山町に校舎を建設した。現在の名称には、昭和52年に変更。また、現在地へは平成元年に移転した。

(本願寺新報 2月10日号より転載)
 

2018年2月10日「犬塚 誠」〜金子澄之助奨学生に選ばれた龍谷大3年生〜


 本願寺派教学助成財団の「金子澄之助奨学生」に選ばれた宗門校・龍谷大学文学部仏教学科の3年生。愛知県岡崎市出身。篤信な門徒の家庭に生まれ、中学生の時から遠縁の同市・明願寺の常例布教に通ったという。「私の先祖は、『三河の一向一揆』で徳川家康との戦いに参加したと聞いている。先祖がいのちをかけて大事にした教えとは何かと疑問を持ったことが、浄土真宗を学んだきっかけ。いざ勉強を始めると、阿弥陀如来がありのままの私を救ってくださると聞き、真宗には何かつかまれるようなすごみがあった」と話す。
 高校生の時に得度し、同大学に進んだ。「2 5 0 0 年前から続いてきた仏教が、今この私に確かに伝わっている。奨学生として一層勉学に励み大学院を目指したい。将来は仏教学の研究者になって仏教や浄土真宗を多くの人に伝えていきたい」。

(本願寺新報 2月10日号より転載)
 

2018年2月6日「【豊かに生きるとは…】 朗読通し、み教え伝える」〜北海道教区〜


札幌龍谷高1年生にいのちの授業

 

 「御同朋の社会をめざす運動」北海道教区委員会社会部会(菅原誓之部会長)は2月6日、宗門校・札幌龍谷学園高校の1年生294人を対象とした「いのちの授業」を札幌別院(札幌市中央区)で行った。朗読と法話、歌を通してみ教えのエッセンスを伝えていく、同教区僧侶有志の劇団・チームいちばん星(久保田夕子座長)が朗読劇「豊かに生きる」を上演し、高校生とともにいのちについて考えた。


 オープニングは、「糸」(中島みゆき作詞作曲)が流れ、布袍姿の僧侶が登場。私のいのちのつながりについて、「父と母で2人というように先祖をさかのぼっていくと、20代前では100万人を超えます。私は、縦につながる無量のいのちのバトンを受け継いで、今を生きています」
「両親、きょうだい、友人、職場の上司、後輩、妻、子ども…私は、横に広がる多くのいのちの中で、今を生きています」などと問題提起、続いていちばん星が朗読劇を披露した。
 まず、〝見えないものを感じて生きる〟〝悲しみを乗り越えて生きている〟子どもたちの詩を朗読。その後、食肉センターに勤める坂本義喜さんの体験を基にした絵本『いのちをいただく』の朗読劇を行った。
 『いのちをいただく』は、少女がかわいがってきた牛のみいちゃんを生活のために殺し、解体し、お肉をいただくという話を通して、食といのちについて問いかけていく内容。劇の最後には、同劇団の豊田靖史さんが法話を行った。
 豊田さんは「私たちは、他のいのちをいただかなければ生きていけない。だからこそ、せめて食事をいただく時には『いただきます』『ごちそうさまでした』を。なぜならそれは、いただいたいのちに対する『ごめんね』と『ありがとう』という意味だから。言うのが恥ずかしいのではない、それすら言わないことが、人としてとても恥ずかしいこと」。そして、「その『ごめんね』『ありがとう』が、私たちの日常生活のあらゆる場面にあふれる人生こそが、本当の意味で豊かに生きることにつながっていく。それを教えてくれるのが仏教」と語りかけた。
 授業を受けた滝澤香綸さんは「学校の体育館ではなく、仏さまのおられる本堂という空間だからこそ、いのちについてきちんと考えることができたと思う。いのちをいただくことに対して自分のできる最大限のことをして、ありがたくいただかないといけない」。また土井信條さんは「私も含めて今の若者は、『いただきます』とほとんど言っていない。この授業を機にしっかり声に出して感謝を伝えていきたい」と感想を語った。

 

高校と協力 5、6時間目として実施

 

 いのちの授業は、同教区の重点項目「社会的要請に応える事業」の展開として、多感な時期にある若者にみ教えに触れてもらうご縁づくりの実践として3年前から実施。青少年によるさまざまな悲しい事件が起こる中でいのちを考えるきっかけになればと、札幌別院に隣接する札幌龍谷学園高校と協力し、1年生の特別講座として、5、6時間目の授業の一環として行っている。社会部会の委員は、事前に同校で宗教の授業を見学。後日行われた「いのちの授業」を踏まえた宗教の授業も参観し、授業の最後には、生徒と意見交換を行った。
 菅原部会長は「上演中は、若者に本当に伝わっているのだろうかと不安になったが、アンケートを見るとしっかりと受けとめてくれていた。2年生、3年生に進級しても、将来的には継続して何らかのアプローチができれば」と思いを語る。
 宗教科の笠原哲央教諭は「保護者の方々から、『高校に通うようになってから合掌して〝いただきます〟と言うようになった』『子どもが〝ありがとう〟と言うことが多くなった』といった声をいただいている。これは、宗教の授業がある宗門校ならではの大きな特色。今後もお互いに協力し、深めていければ」と語った。

(本願寺新報 3月1日号より転載)
 

2018年1月21日「築地本願寺には宗門校卒業生が集う」



  築地本願寺(東京都中央区)は1月21日、第45回成人式を開き、新成人216人が集った(写真)。参加者の大半は、首都圏の宗門校、国府台女子学院高等部(千葉県市川市)、武蔵野女子学院高校(東京都西東京市)の卒業生。学生報恩講などで訪れた思い出の地・築地本願寺で再会を果たし、近況報告に花を咲かせた。また、境内ではスマホで自撮りや集合写真を撮り、開式前から大いに盛り上がった。
 式典は本堂で、パイプオルガンの演奏のもと音楽礼拝を行った。宗門校出身者が献灯・献華を行い、新成人代表の鈴木和琳さん(武蔵野女子学院出身)が誓いの言葉を述べた。式典後の帰敬式は22人が受式した。
 安永雄玄宗務長は「これから社会に出て、いろいろな失敗をしてもいい。阿弥陀さまはいつも私たちを見守ってくださる。私は決して1人ではないと、頭の片隅に入れていただくと、つらいときも、失敗したときも、成功して慢心しているときも、安心して、自分の人生を学べると思う」と挨拶を述べた。
 千葉県習志野市の平田和華子さん(国府台女子学院出身)は「仏教校で学んだので、みんなとは違ってお寺さんでというのが良かった。今日は久しぶりに見る顔もあって楽しかった」と話した。

(本願寺新報 2月1日号より転載)
 

2018年1月20日「かるたクイーン目指して」〜京都女子中〜


  宗門校の京都女子中学(京都市東山区)が1月20日、本山・聞法会館でかるた大会を開催した。全校生が参加して、古典学習の一環として百人一首を競い合う、恒例行事。今回で43回目を迎えた。
 2・3年生は予選を勝ち抜いた生徒による決勝トーナメントを行うなど、本格的なもの。担当の武邑尚信教諭は「生徒が楽しみながら百人一首を学習できるところが良いところ。素早い生徒は最初の2文字で反応して札を取ってしまうほど」と語った。

(本願寺新報 2月10日号より転載)
 

2018年1月17日「悲嘆や苦悩のケア学ぶ」〜龍谷大 臨床宗教師研修13人が修了〜


 宗門校の龍谷大学実践真宗学研究科は1月17日、2017年度の同大学臨床宗教師研修修了式を行い、2年間の研修を終えた13人に修了証を手渡した。
 修了者の一人、同研究科2年の窪田滋弘さん(滋賀県日野町・正覚寺衆徒)は「研修を通して、世の中には自分の想像以上に、さまざまな痛みや苦しみがあると知り、〝寄り添う〟とは何かを考え続けた。身近な所では、自坊のご門徒や地域の人の心の底にある思いや人生に目が向くようになった」と気持ちの変化を語った。

「臨床宗教師」は、東日本大震災で心のケアを行う宗教者の姿を機に、日本にも、欧米の病院などで活動する宗教者〝チャプレン〟に相応するものをと、2012年に東北大学大学院で講座が始まった。公共空間での悲嘆や苦悩など人々の心理面のケアにあたることを目的にしている。龍谷大でも14年から講座を始め、17年度までで45人が修了した。
 また、今年3月からは日本臨床宗教師会(島薗進会長)による臨床宗教師の資格認定制度が始まり、病院など公共空間での活動の広がりが期待されている。修了式の前にはシンポジウムを開き、日本臨床宗教師会事務局長の谷山洋三さんが資格認定制度の概要を話した。
 龍谷大では2月12日まで同研修の次年度受講生の出願を受け付けている。詳細は同大学教務課 075(343)3317。

(本願寺新報 2月1日号より転載)
 

2018年1月16日「宗門の明日を担う人の育成を」〜教学助成財団 73人に奨学金給付〜


 一般財団法人「本願寺派教学助成財団」は1月16日、宗門の明日を担う人の育成を目的に給付する奨学金の伝達式を、龍谷大学大宮学舎(京都市下京区)で行った。
 今年度は、一般奨学生71人と、特別奨学金「金子澄之助奨学生」の水内純生さん(龍谷大学文学部仏教学科4年)と犬塚誠さん(同3年)に、760万円を支給した。
 同財団の小椋智之評議員(宗派・統合企画室次長)が奨学金を伝達(写真)。金子澄之助奨学生の水内さんと犬塚さんが謝辞を述べた。
 水内さんは「より一層勉学に励み、金子さまやお世話になった先生、家族などの期待に応えることができる僧侶になれるよう、努力を重ねたい」と語った。

●運営が困窮 ご協賛を

 同財団は、1961年の親鸞聖人七百回大遠忌法要を機縁に「宗門の明日を担う人材を育成する」ことを願って、翌年1月に設立された。現在は、奨学金給付のほか、教学研究資金助成や災害支援事業も行っている。
 運営は、全国の寺院や門信徒からの寄付を基金とし、その利息によってまかなわれている。しかし、昨今の低金利によって困窮しており、「趣旨に賛同し、1人でも多くの方にご協賛いただければ」と呼びかけている。
 問い合わせ、送金先は本願寺派教学助成財団。075(371)2654。郵便振替01050—5—8875。宗務所・所務部〈財務担当〉内の同財団事務所でも受け付けている。

■金子澄之助さん
 帝都信用金庫理事長(現・東京シティ信用金庫)を務めた篤信の門徒。
幼少から築地本願寺に父親と一緒に参拝し、帝都信用金庫に入社後も実家の手次ぎ寺である東京都世田谷区・妙善寺で聴聞を重ね、30代頃からは毎月自宅で法話会を開くなど、昭和60年に99歳で亡くなるまでみ教えを依りどころとして生涯を送った。
 晩年は、自らの資産で「立派な僧侶を育成したい」と布教センターの設立や宗学を学べる大学の講座開設を考えていたという。金子澄之助奨学金は、この遺志を受け継いだ遺族が同財団に多額の寄付金を進納したことで、平成13年に設立された。

(本願寺新報 2月10日号より転載)
 

2018年1月14日「徳田 雄太朗」〜本山成人式に参加 帰敬式受ける〜


  本山成人式に参加した宗門校の龍谷大学文学部歴史学科2年生。鹿児島の門徒の家に育ち、高校生の社会科見学で訪れた地元の歴史博物館で廃仏毀釈や隠れ念仏を知り、仏教に興味を持った。「かつては浄土真宗が禁止されていた鹿児島が、今は真宗の信仰篤あつい地域となっている。それほどの力がある真宗とはどんな宗教なのか知りたくなった」と語る。大学では仏教の歴史や教えについて学んでいる。
 成人式に続き、帰敬式を受式した。代表して帰敬文を緊張しながらも拝読、浄土真宗の門徒としての誓いを立てた。「成人式という一生に一度の行事で、ご本山で前門さまにおかみそりをいただけて光栄。おかみそりを頭に当てられた瞬間、あらためて門徒として身の引き締まる思いがした」と笑顔で話した。「ゆくゆくは得度をし、僧侶として社会貢献ができれば」と新成人としての抱負を語った。

(本願寺新報 2月1日号より転載)
 

2018年1月13日「御堂演奏会」〜龍谷大学吹奏楽部〜


龍谷大学吹奏楽部
御堂演奏会
〜国宝 西本願寺で奏でる〜

 2018(平成30)年1月13日(金)正午より、全日本吹奏楽コンクールに20回出場、10度の金賞を受賞した全国トップクラスの実力を誇る龍谷大学吹奏楽部が、御正忌報恩講にあわせて本願寺の阿弥陀堂に於いて演奏会を行いました。

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