2012年11月20日「全国一目指し 都大路を駆け抜けろ!」12月23日10時20分スタート
全国高等学校駅伝大会が12月23日、京都・都大路を舞台に開かれる。宗門関係校からは、女子第24回大会に旭川龍谷高校(北海道代表)と筑紫女学園高校(福岡県代表)が出場する。
長年、大谷室蘭高と札幌静修高の2強時代が続いてきた北海道からは、この双璧を破った旭川龍谷高が創部55年目で悲願の初出場。昨年度から、トラック主体だった練習にロードのメニューを多く取り入れ駅伝強化を図ってきたほか、「道北から都大路に」と同校の陸上部を応援する消防士や柔道整復師など4人の地元有志をランニングコーチやリハビリトレーナーに迎え、充実したサポート体制で、初の全国切符を手にした。
過去3度の全国制覇を誇る名門・筑女高は2年連続20回目。県大会はレース中盤までライバル・北九州市立高と一進一退の攻防が続いたが、わずか1秒のリードでタスキを受けた3区楢崎夏美さん(1年)が、その差を約40秒に広げる快走。後続の3年生コンビがリードを守り、2年連続でゴールテープを切った。
約1カ月後に迫った都大路に向け、日々トレーニングを積んでいる両校。北海道大会の1区で区間賞を取りチームを牽引した旭川龍谷高の若林由佳さん(2年)は「全員がベストの走りで実力を出し切り、手にした夢の舞台。都大路では応援してくださった皆さんに恩返しになるような走りを見せたい」と意気込む。また、筑女高主将の雘根田実幸さん(3年)は「昨年はメンバー全員が初の全国で緊張から力を発揮できなかった。この悔しさをバネに、今年はチーム一丸となって上位入賞を果たしたい」と抱負を語っている。
全国高校駅伝女子大会は西京極陸上競技場(京都市右京区)を発着、5区間21.0975㌔で競う。10時20分スタート。(旭川龍谷高校の写真は報知新聞社提供)

(本願寺新報 11月20日号より転載) |