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スポーツ
  2012年5月20日「龍谷大学ラグビー部監督に就任した住職」大内 寛文

 宗門関係の龍谷大学ラグビー部の新監督に就任した広島県竹原市の長善寺住職。
 社会人ラグビーの名門・リコーで主将を務めた元日本代表選手。同部OBで、在学中には全国大学選手権出場に貢献した。「これまでの経験や人脈を生かして母校を強くしたい。そのためには社会人チームや強豪校との練習が不可欠。激しい練習ができる環境を整え、1部リーグに昇格させたい」と意気込みを語る。
 2児の父親でもある。「現役の頃は、自分のプレーに集中することしか考えていなかったが、親となりチーム全体を見ることができるようになったと思う。一人一人の学生に密接に関わり、自分の子を育てるように生活や進路にもアドバイスし、精神的に強いチームに仕上げていきたい」と語る。45歳。
(本願寺新報 5月20日号より転載)

  2012年5月12日「男子女子ともに関西のトップに」龍谷大バドミントン部

 龍谷大学のバドミントン部がこのほど、関西学生バドミントン春季リーグ戦で、男子チーム女子チームともに全勝で初のアベック優勝を果たし、関西のトップに立った。
 男子チームは昨年まで、ライバルの立命館大学の前に2位に甘んじてきた。今回は最終日の5月12日、立命館大との対戦でダブルス2試合シングル3試合を戦い、3対2で接戦を制し、今シーズン全勝で初優勝を成し遂げた。
 女子チームは、昨年の春・秋に続く3連覇で、平成11年の初優勝以降7回目の優勝。同リーグ最強の地位を保持するものの、全日本学生選手権では3年前に3位、西日本選手権でも準優勝が最高位のため、宮崎克巳監督は「今度こそ全国優勝を勝ち取りたい」と意欲を見せている。
 リーダーの松原司さん(4年)と西友理さん(4年)は「男女ともに、今年最初の大会を優勝という最高の形で飾ることができて良かった」と喜ぶ。この勢いを力にチーム一丸となって西日本選手権での優勝を目指す。
(本願寺新報 6月1日号より転載)

  2012年5月10日「繊細さ身に付け、頭脳的に」坂田 将倫

 4月にモスクワで開かれたフェンシング世界ジュニア・カデ選手権(13〜17歳未満)のフルーレで銅メダルに輝いた宗門関係の龍谷大学付属平安高校3年生。
 優勝候補と期待されたが、準決勝で惜敗。しかし、「悔いはありません。ジュニア最高の舞台、しかもラストチャンスでメダルが獲れてうれしかった」とさわやかな笑顔を見せた。
 フェンシングを始めたのは、平安中学に入学してから。2年生の時に全国トップの選手と互角に戦えたことで、その後の練習や試合への意気込みに変化が表れた。
 「『つらい時だからこそ頑張る、苦戦する試合でも最後まで諦めない』をモットーに、地道な練習を積み重ねた。それが強さとなり、高校最後の年に結果につながった。
 目標とする選手は、高校2年で全日本に勝ち、北京五輪では日本フェンシング史上初の五輪メダルである銀メダルを獲得した学校の先輩、太田雄貴選手。
 今回のメダルで「ジュニアでは世界レベルに追いついたと感じた。目の前の課題を一つ一つクリアし、4年後の五輪で最高のメダルを手にしたい」と目標を掲げ、そのために「繊細さを身に付けていきたい。負けず嫌いでよくカッとなってしまうので、精神力を強化し、頭脳的な試合を目指したい」と意気込む。
 座右の銘は「文武両道」。「スポーツだけの生活は怠惰な心も起こりやすい。勉強もしっかり励み大学に進学したい」と語る。
 チームはこの春の全国高校選抜で優勝に輝いた。「次はインターハイ」と、部員を引っ張る頼もしい主将である。17歳。
(本願寺新報 5月10日号より転載)

  2012年5月7日「関西六大学野球春季リーグ優勝」龍谷大野球部

 宗門関係の龍谷大学硬式野球部(椹木寛監督)が関西六大学野球の春季リーグ戦で2季ぶり28回目の優勝に輝いた。同大学は5月7日、神戸学院大に2対0で勝利し、開幕8連勝で最終戦を待たずにリーグ優勝を決めた。
 5月21日には全日程が終了。最優秀選手に9打点2本塁打の2冠の古本武尊外野手が選ばれた。最優秀投手賞は5勝無敗の杉上諒選手が獲得し、共に初受賞で優勝に花を添えた。また、同チームからベストナインに4人が選ばれた。
 同大学は、6月12日からの第61回全日本大学野球選手権大会に出場する。初戦は13日東京ドームで、京滋大学代表の京都学園大学が相手。鈴木紳吾主将は「昨年春の全日本では悔しい思いをしたのでまずは1勝したい。もちろん優勝を狙っています」と話している。
(本願寺新報 6月10日号より転載)

  2012年5月1日「本山参拝」北陸高校ハンドボール部主将 田中 圭

 チーム全員で本願寺に参拝し、第35回全国高校ハンドボール選抜大会の優勝を奉告、今季の活躍を誓った宗門関係の北陸高校3年生。主将を務め、同大会では最優秀選手に選ばれた。
 「会場は岩手県花巻市。決勝戦の相手は地元の代表校。9割が相手側の応援団で、完全にアウェーの状態。雰囲気にのまれてしまい一時は9点差をつけられたが、ここで負けるわけにはいかないと思い、平常心を取り戻すよう励まし合った」と振り返る。
 ハンドボールは小学1年生から始めた。「夢は実業団の選手になること。夏のインターハイ、秋の国体、高校の最終学年を優勝の2文字で飾りたい。素晴らしい仲間がいてくれるから、一歩一歩確実に練習を積み重ねていけば必ず実現できると確信している」と語った。
(本願寺新報 5月1日号より転載)

行事
  2012年5月31日「たばこを卒業しましょう」

 やめたいと思っても簡単にできないのが禁煙。宗門関係の龍谷大学は禁煙週間(5月31日〜6月6日)にあわせ、「禁煙キャンペーンin龍谷〜伝えたいたばこの真実」を同大学の全キャンパスで実施した(写真=大宮キャンパス)。学生とNPO法人京都禁煙推進研究会が協働し、「無煙魂」とプリントされたTシャツを着て、たばこが体に及ぼす悪影響などを訴え、学生や教職員に禁煙・卒煙を呼びかけた。また、禁煙相談コーナーや血管年齢や肌年齢の測定器を設置し体の健康チェックも併せて行った。
 同大学は、受動喫煙防止や健康維持増進を目的として、3年前から学内を全面禁煙にしている。同大学保健管理センターの山川正司さんは「喫煙は喫煙者の健康だけでなく周囲の人にも悪影響がある。学生の1割強が喫煙している現状だが、若者は大人と比べてたばこの依存性がまだ低いため、努力すれば卒煙できる可能性は大きい」と話している。
(本願寺新報 6月20日号より転載)

  2012年5月30日「広島の広龍会伝道活動に幕」龍谷大出身の僧侶ら

 昭和27年に龍谷大学を卒業した広島市近郊の僧侶が結成した「広龍会」(瀧渕孝文代表)がこのほど、周辺寺院や次世代に広く影響を与えた伝道活動60年の歴史に幕を閉じた。
 同会は、敗戦後の精神的空虚と物質的欠乏の中、いろいろな新宗教が生まれる状況を憂い、同大卒の真宗僧侶が、研鑽と教化、親睦を目的に発足させた。
 以来、毎月1回の会合を欠かさず、会員の寺院で定期的に巡回布教を行い法話集も発刊。子どもの夏季錬成会を安芸教区内で最初に開催し、教区の日曜仏教講座や広島青年僧侶「春秋会」の基盤作りにも貢献した。
 さまざまな教化活動に取り組んできたが、21人が物故者となり、現会員8人も高齢となったため、やむを得ず活動に終止符を打つことにした。
 5月30日、同市内のホテルで催されたお別れ会には、会員や物故者の家族など24人が出席。活動を振り返り、「後輩の皆さんも、何らかの形で教化活動に邁進してほしい」と後進への期待を語った。
(本願寺新報 6月20日号より転載)

  2012年5月21日「降誕会実行委員」多恵 真由子

 宗門関係の龍谷大学は親鸞聖人の降誕会である5月21日を創立記念日として、この日を中心に創立記念降誕会を営み、多くのイベントが行われる。学生が実行委員を務めているが、その一員として法要をはじめ多彩なイベントを支えた。「聖人の教えに触れてもらおうといろいろな企画を考えた。自分たちで作り上げていく感覚が楽しかった。例年よりたくさんの方に来場していただけたので充実感もいっぱいです」と笑顔で語る。
 文学部真宗学科3年生。宗教教育部に入り、子ども会活動を実践する。すでに1年生の終わりに得度し僧侶に。「お寺で育ち、お寺の雰囲気が大好き。お寺に来られた門徒さんと話すのも大好きなので、将来はどこかのお寺で坊守がしたい」と笑顔で語った。佐賀県武雄市・妙輪寺衆徒。20歳。
(本願寺新報 6月10日号より転載)

  2012年5月20・21日「歌で結ばれた20時間」

宗門関係の全国の高校生95人が讃歌衆を結成
 親鸞聖人のご誕生をお祝いする宗祖降誕会が5月20、21日、本願寺で営まれた。21日には、御影堂で宗門関係学校の生徒らが参拝して、ご門主ご親修のもと宗祖降誕奉讃法要が営まれた。同法要の讃歌衆は宗門関係の各高校の代表で組織され、合唱をリードしている。今年は23校95人で編成された(写真)。その生徒たちの姿を通し、降誕会が若者にとって、あらたにお念仏のみ教えに出遇うご縁となった様子を追った。


 1963年に制定されたこの法要は、合唱とオルガン伴奏でつとめられる宗祖降誕会の音楽法要で、2006年からは「浄土真宗を学ぶ若者に本願寺や法要に触れてもらう機縁に」と生徒たちが讃歌衆を務めている。
 生徒らは法要前日に本山に集合。結成式で宗門関係学校で組織する龍谷総合学園の宗教教育専門委員会・西村義詮委員長が「宗門校の精神を胸に、美しい心を歌声に乗せてご参拝の皆さんに感動を届けてほしい」と激励。すぐに初めての合同練習に臨んだ。
 讃歌衆はソプラノからバスまで4パート。コーラス部や音楽部など経験豊富な生徒から、宗教部や学校行事に関する委員として参加した生徒などさまざまで、初めて声を合わせる緊張や不安から表情をこわばらせる高校生。その生徒たちを指揮者の田末勝志さん(相愛大学講師)がユーモアを交えながら、「失敗することを恐れないで」「ここは信念をもって歌おう」など巧みな指導で心と歌声を一つに、美しいハーモニーにまとめ上げていく。練習とリハーサルは夜間にまで及んだが、熱気は高まるばかりだった(写真左上)。

 21日法要本番。北陸高、神戸龍谷高、京都女子高、龍谷大付属平安高、中央仏教学院などの生徒・学生1200人が参拝する中、讃歌衆は、御影堂の外陣中央に整列。整然と姿勢を正し、内陣のご門主や僧侶らと作法を合わせながら、「重誓偈」や「念仏」などを唱和し、御堂中に美しい歌声を響かせた。  控え室に戻った生徒たちは、拍手で解散式を締めくくった。どの顔も高校生らしい朗らかな笑顔で、輝いて見えた。
 わずか20時間だけの讃歌衆。しかし、譜面を見つめる真剣な瞳、田末さんの指導に熱心に耳を傾けるまなざし、友人と語り合う笑顔、御真影に届くハーモニー。法要の貴重な経験とともに、生徒たちの心には大きな感動が刻まれた。


●讃歌衆の生徒ら
  今田澪 さん
 ジャンケンで負けて入った礼拝委員会の一員として参加したが、こんなにスケールの大きな舞台だとは。初めは少し場違いかなと思ったけど、私が「今、良い感じに歌えたな」と思ったら周りも笑顔でうれしかった。一体感や団結力を感じ、「ご縁」という言葉が浮かんだ。もうこのメンバーで集まることはないと思うと寂しいけど、今日の経験は絶対忘れない。(国府台女子学院3年)
 
  窪田一彦 さん
 中学時代から合唱部。今回は、テノールでの参加が決まってから、部活とは別に自主練習を2カ月積んできた。ほかの学校のメンバーと歌えることを楽しみにしてきたので、とても楽しかった。本願寺の行事は初めてで緊張したけど、すごく新鮮。普段のステージ以上の感動を味わえた。(龍谷富山2年)
 
  岩岡拓也 さん
 昨年、大遠忌で「ミュージカルしんらんさま」を上演し、親鸞聖人を演じたが、仏さまの教えが自分の身に届いた時どんな気持ちになるのか、と想像しながら役作りをしたことを思い出した。仏教讃歌は歌としても素晴らしいが、御堂の中で声を合わせて歌った時、歌詞の深みを感じた。みんなが一生懸命、声を出している中で一緒に歌い、合唱の良さや音楽の魅力を実感した。(広島音楽高3年)
 
  松田有紀子 さん
 学校の聖歌隊にも所属しているが、今回は宗教部の同級生4人で参加した。本願寺での練習で「楽譜はみ教えが書かれたお経本。合唱は『歌』ではなく『法要のおつとめ』」と教わり、身が引き締まった。宗教も合唱も仲間や相手との関わりが大切。社会や人生を学ぶ貴重な経験になったことを来年参加する後輩に伝えたい。(筑紫女学園高3年) 
 

●讃歌衆参加高校…▽北海道=旭川龍谷、札幌龍谷、双葉▽千葉=国府台女子学院▽富山=龍谷富山、高岡龍谷▽石川=尾山台▽福井=北陸▽岐阜=岐阜聖徳学園▽京都=京都女子、龍谷大付属平安▽大阪=相愛▽兵庫=神戸龍谷、須磨ノ浦女子▽岡山=岡山龍谷▽広島=崇徳、広島音楽、進徳女子▽福岡=敬愛、筑紫女学園▽大分=東九州龍谷▽佐賀=龍谷、敬徳
(本願寺新報 6月1日号より転載)
  2012年5月20日龍谷ミュージアム特別展『仏教の来た道』

 龍谷ミュージアム(京都市下京区・本願寺前)で開催中の特別展「仏教の来た道」。団体入館者に対して実施している学芸員による見どころ解説が好評を博している。
 見どころ解説は、事前予約の団体に観覧に先立って約15分間行う。5月20日には、真宗大谷派の山城第1組門徒会の30人が来館。学芸員の岩井俊平さんが主な見どころを解説した(写真)。門徒会副会長の小西慶典さんは「展示品を見る前に解説してもらうと、何が見るポイントなのかがわかるのでありがたかった」と話した。
 シルクロードの仏教やさまざまな民族、文化の交流を示す資料を紹介する特別展は7月16日まで。開館時間は午前10時〜午後5時。月曜休館(7月16日は開館)。解説予約は同ミュージアムTEL075(351)2500。

葉っぱに書かれたお経
「ネパール梵本」とは、ネパールで書写されたサンスクリット語の経典写本。浄土真宗の根本経典である「仏説無量寿経」が、ヤシ科のターラ樹の葉にサンスクリット語で墨書されている。ネパールにはインドで成立した大乗仏典がサンスクリット語原典のままで伝わっており、この写本もネパールに伝わっていたサンスクリット語の無量寿経を書写したものである。
 大谷探検隊を組織された本願寺第22代宗主・大谷光瑞師は、サンスクリット語の原典研究にも力を注がれていた。この写本は1923年、光瑞師と親交のあった当時の東京帝国大学の榊亮三郎教授が、ネパールで入手したもの。
 12世紀の写本で、現在伝わっている無量寿経のサンスクリット語写本では最古のものであり、内容もほぼ完全に残っている非常に貴重な資料。無量寿経は浄土真宗の根本経典であり、私たちが日常おつとめしている「讃仏偈」や「重誓偈」のサンスクリット語原典が書かれていると思うと親しみと興味がわいてくる。
(本願寺新報 6月1日号より転載)

  2012年5月20日「認知症の新薬候補発見に尽力」赤石 樹泰

 武蔵野大学薬学部・薬理学研究室で講師を務め、阿部和穂教授のもとで新しい認知症治療薬候補「J147」発見に大きく貢献した。「数カ月間、朝から夜まで未知の化合物と向かい合った。つらかったが人のためになると信じてがんばった」と笑う。
 日本大学薬学部出身。卒業時に薬剤師の国家試験に合格し、同大学大学院で薬学博士の学位を取得。大学院在学中の1年間は、東京大学病院で薬剤師として実習を受けた。
 武蔵野大学薬学部開設にあたり、阿部教授と共通する恩師から招聘を受けた。「機械の包装を開けるところから始まり、まさにゼロからの出発だった。新薬候補発見の喜びは、そのままが人のためになること。まだ治らない病気に効く薬を生み出していきたい」と語った。群馬県桐生市出身。37歳。
(本願寺新報 5月20日号より転載)

  2012年5月20日「龍谷大学の実践真宗学で学ぶ青年僧侶」成澤 一行

 宗門関係の龍谷大学大学院実践真宗学研究科3年生。門信徒を前に布教実演を行った。
 「研究科に入学する前から自坊で法務にかかわっていたが、ご門徒さんが求めるものと私が学び伝えたいことの間にはギャップがあった。『浄土真宗の教えではそれは間違い』では納得してもらえなかった。いろんなアプローチを学びたいと思い、実践真宗学で学んでいる」
 退職者をはじめ、自死の問題、ビハーラ活動、電話相談など、さまざまな活動に携わる人がともに学ぶ同研究科。学生の年齢層も幅広く、そうした人との出会いを喜ぶ。「学友とは、お互いが『あなたの法話を聞きたい』と言いあえる仲間。ここで体験したことを門徒さんと語り合いたい」と話した。
 福岡市早良区・明性寺衆徒。25歳。
(本願寺新報 5月20日号より転載)

  2012年5月20日「認知症治療薬候補の発見」

 宗門関係の武蔵野大学(西東京市)薬学部薬理学研究室は、米国のソーク研究所(カリフォルニア州)と共同で、認知症の抑制や改善に大きな期待が寄せられる新しい治療薬候補「J147」を発見、注目を集めている。
 同研究室の阿部和穂教授(写真前列中央)のチームは、ウコンの主成分であるクルクミンを化学的に構造を変えた数種類の化合物から、認知症治療に有効な化合物「J147」を発見。この化合物は、記憶形成をつかさどる脳の「海馬」のはたらきを良くし、記憶力を高める効果が認められたという。
 認知症の多くの症状に効果があるとされ、今後は、ソーク研究所と米国企業が実用化に向けて臨床試験や副作用などの検査を行っていく。治療薬としての認可は10〜20年以上かかるが、複雑な要因が絡み合って発症する認知症の治療薬研究としては大きな一歩となった。
 阿部教授は「今回の発見は、自然界の植物で私たちが口にできる物のいい面を引き出した結果。人のためになる研究を意識して取り組んできたことが発見につながったと思う」と話していた。
 同大学薬学部は平成16年に新設された。昨年度の同学部卒業生の薬剤師国家試験合格率は97.6%で、全国67大学中3位だった。
(本願寺新報 5月20日号より転載)

  2012年5月19日「卒業生が在校生にエール」

 創立90周年を迎えた宗門関係の藤花学園(日谷照應理事長、金沢市上安原)は5月19日、同学園の尾山台高校と藤花幼稚園の生徒・園児や関係者ら800人が出席して、同校講堂で記念式典を開き節目を祝った。
 物故者追悼法要に続いて、卒業生5人が在学中の思い出を語るパネルディスカッションが開かれた(写真)。
 東京五輪・体操団体銅メダリストの加藤宏子さん(昭和32年卒)は「練習場は2つの教室をくり抜いた部屋。床が抜けることもあったり、恵まれた環境ではなかったが一生懸命練習した。努力は報われる。在校生の皆さんも努力を惜しまずがんばってください」とエール。生徒会役員だった津田雄二さん(同55年卒)は「高校3年間は充実した日々だった。社会に出て胸を張って語れるものを見つけられるよう高校生活を楽しんでもらいたい」と熱く語りかけた。式典には橘正信総長が出席し祝辞を寄せた。
 同学園は大正11年、当時の石原堅正・金沢別院輪番が同別院大谷廟所(同市尾山町)に仏教幼稚園と金沢高等予備学校を設立したことに始まる。幼稚園は昭和27年に藤花幼稚園と改称。予備学校は金沢女子学院、藤花高校などを経て同52年に尾山台高校と改称し男女共学になり、いずれも平成元年に現在地に移転した。
 現在の高校の在校生は568人。平成15年からスタートした「尾山台ドリカムプラン」では、個別授業や専門的指導を充実させ、生徒の夢の実現を応援している。
(本願寺新報 6月1日号より転載)

  2012年5月17日「園児のつどいで『誓いの言葉』」瀬尾 真優

 「これからもあみださまやしんらんさまのおしえをよくきいて、まいにちなかよくげんきにすごします。みていてくださいね」
 5月17日の「降誕会園児のつどい」で園児を代表して立派に「誓いの言葉」を述べた宗門関係の京都女子学園・京都幼稚園の年長児。
 はつらつとした声で「誓いの言葉」を言い終えた瞬間、堂内から大きな拍手が贈られ、壇上から降りるときには満面の笑みを浮かべた。
 その堂々とした姿に感激した大人たち。つどいの後には記者にも囲まれた。「緊張はしなかった。楽しかったです」と笑顔でしっかりとした受け答え。最後は「大きくなったら、おもちゃやさんになりたいです。だってお人形遊びが大好きだから」と屈託のない笑顔で語っていた。6歳。
(本願寺新報 6月1日号より転載)

  2012年5月12日「布教使めざし布教実演」龍谷大・実践真宗学研究科

 龍谷大学大学院の実践真宗学研究科に学ぶ学生3人が5月12日、佐賀県武雄市の正法寺で営まれた降誕会で布教実演した(写真)。同大学では同研究科に学び布教使をめざす学生に対し宗教実践実習として、3年生を対象に一人6回の布教実習の授業を行っている。この布教実習は昨年から行われており、今年は24人(昨年度は14人)が受講している。
 同寺の降誕会は「親鸞聖人のお誕生日を家族で祝いましょう」と営まれ、子どもから大人まで300人が参拝する中、学生3人が15分ずつ法話。同寺若婦人会の森恵美前会長は「自分の経験を通してわかりやすく話され、うなずきながら聞き入りました」と喜んだ。法話後に3人は「話すスピードが速かった」などと、気付いたことなどを語り合っていた。
 法要後には、仏教壮年と若婦人会が実行委員となって祝賀行事を企画。学生たちは同寺門徒たちと会話しながら、現場の活動の取り組みを学んでいった。
(本願寺新報 5月20日号より転載)

  2012年5月10・11日「ハワイで卒業式」

 ハワイ開教区が設立し、宗門関係の龍谷総合学園に加盟する仏教系高校のパシフィック・ブディスト・アカデミー(=PBA)は5月10日、卒業式典をホノルル市のハワイ別院本堂で行った。保護者らが見守る中、開教使に先導されて卒業生21人が入場。おつとめの後、橘正信総長の祝辞が代読され、エリック松本開教総長が卒業生にメッセージを贈り、一人一人に記念式章をかけていった。
 5月11日には同市の日本文化センターで卒業証書授与式を行い、卒業生と教員は全員ガウンを着用して臨んだ(写真)。パイパー当山校長が、生徒一人一人に対してメッセージを贈り、卒業証書を手渡した。  式後、卒業生のエイミー比嘉さんは「PBAで一緒に学んだ友達は、ある意味、家族よりも親しい存在です。お互いを尊敬し、常に一緒に行動してきました。これからはそれぞれが違う道を歩みますが、それでもいつも家族です」と別れを惜しんでいた。
(本願寺新報 6月20日号より転載)

  2012年5月1日「新入生参拝式で代表焼香」安藤 里紗

 「緊張しましたー!」
 この4月に宗門関係の須磨ノ浦女子高に入学したピカピカの1年生。入学早々に行われた2泊3日の新入生研修の最終日に本山参拝した。
 参拝式では新入生280人の代表として焼香。習ったばかりの作法に緊張しながらも、堂々と大役をこなした。「幼い頃から、おばあちゃんの家に行った時はお寺に連れて行ってもらっていたから、お寺に親近感があります。落ち着くんです。気付けば無心になっている、そういう時間がとても好きなんですよ」と笑顔で語る。
 夢は看護師。「部活動には入らず勉強一筋で頑張ります。周りの人には『看護師になるのは難しいぞ』と言われますけどね」と話すが、目標は揺るがない。夢に向かって一心に学業に励んでいく。
(本願寺新報 5月1日号より転載)

  2012年5月1日「東京臨海副都心に」〜武蔵野大〜

 宗門関係の武蔵野大学(寺崎修学長)は今春、東京臨海副都心(江東区有明3丁目)に有明キャンパスを新たに開設した(写真)。
 敷地面積は約1万3000平方㍍。れんがアーチを取り入れるなど、近代的な建物の中にも落ち着いた雰囲気を醸し出している。キャンパスの中心となる1号館は、地上13階建て(地下1階)で、免震装置も設置するなど、大地震にも備えている。総工費約200億円。3号館のカフェレストラン「ロハスカフェ」は一般も利用できる。
 空の玄関口・羽田、成田空港とも近く、海外からの教員・研究者を招聘して国際的な教育研究活動、近隣企業との産学連携事業などを行う。グローバル・コミュニケーション学科や政治経済学科、経営学科、人間科学科、環境学科など「ビジネス社会の近い学科」の学生2000人が通うが、1年生は全員、西東京市の武蔵野キャンパスで建学の精神など基礎課程を学ぶ。
 同大学は、武蔵野女子学院が大正13年、築地本願寺境内に開学。昭和4年に現在の西東京市の武蔵野キャンパスに移転し、平成16年に男女共学となった。近年は相次いで学部を新設し、学生が6000人を超え、手狭になっていた。
(本願寺新報 5月1日号より転載)

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